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【体験談】約30年の社会人経験を経て早期退職を決断した理由と、これからの生き方

こんにちは。この記事を書いている私は、「早期退職」という人生の大きな選択をしました。
長年勤めた会社を離れ、今は穏やかに、そして自分らしく暮らしています。

この決断に至るまでには、いくつかの大きな転機がありました。
同じように「定年まで働くことに疑問を感じている方」「早期退職を検討している方」の参考になればと思い、私の実体験をもとに綴っていきます。


目次

約30年の社会人経験を通して

私が社会に出たのは、バブルの余韻がまだ残る時代。
当時は終身雇用が当たり前で、「1つの会社で定年まで勤めあげること」が美徳とされていました。

それから約30年、ひたすら真面目に働いてきました。
人事異動、上司との確執、理不尽なクレーム処理、そして成果が見えにくい部署での孤独な日々…。
今振り返れば、苦労の連続でしたが、それでも「家族のため」「自分の成長のため」と頑張ってきたつもりです。


事業所閉鎖という突然の転機

転機は、昨年訪れました。
勤め先の事業所が閉鎖されることになり、私にも「転勤」の打診があったのです。

正直、想定外でした。
転勤先は地方都市。しかも単身赴任前提。
これまでにも転勤経験はありますが、50代になってからの単身赴任というのは、精神的にも体力的にも重くのしかかってきました。

「また新しい環境に適応し、ゼロから人間関係を築いていくのか」
「週末に家に帰れる保証もない中で、家族と離れて過ごす日々に何の意味があるのか」

悩みに悩んだ末、私は「早期退職」という道を選びました。


金銭面の不安はなかったのか?

早期退職というと、やはり一番心配されるのは「お金」のことだと思います。
私自身も、退職の決断をする際には、何度もシミュレーションを重ねました。

幸い、私は比較的堅実な性格だったこともあり、以下の点である程度の金銭的余裕を確保していました。

  • 長年の貯蓄(住宅ローン返済目途)
  • 積立型の資産運用(投資信託・iDeCoなど)
  • そして、退職金

もちろん、贅沢はできません。
でも、日々の生活費に困ることはなく、ストレスの少ない暮らしを選ぶには十分な備えでした。


「これからの人生は、好きなように生きる」と決めた

退職後、私はまずゆっくりと「何もしない時間」を過ごしました。
毎日好きな時間に起きて、散歩をし、コーヒーを飲み、本を読む。
そんな「自由な時間」が、こんなにも心を癒すものかと実感しています。

そして、何よりも感じるのは、ストレスから解放された喜びです。

会社員時代は、無意識のうちに「成果を出さなければ」「評価されなければ」と自分を追い詰めていたのだと思います。
今は、そうした重圧が一切ありません。

「残りの人生は、もうストレスになることは一切しない」と決めました。
これからは、自分のペースで、自分の好きなことに囲まれて生きていきたい。
そのために、早期退職という選択は、私にとって最良の決断だったと心から思っています。


もし、あなたが今悩んでいるなら

今この記事を読んでくださっている方の中には、「このまま定年まで働くべきか」「早期退職という選択肢はアリなのか」と悩んでいる方もいるかもしれません。

私から言えるのは、「人生に正解はない」ということです。

ただ、以下のような方には、早期退職という選択肢を一度真剣に考えてみてほしいと思います。

  • 心や体に明らかな疲れを感じている方
  • 転勤や異動に対する抵抗感が強い方
  • 十分な貯蓄や資産運用の目処が立っている方
  • これからの人生で、何かやりたいことがある方

会社は、あなたの人生の全てではありません。
退職は「終わり」ではなく、「新しい人生の始まり」です。


おわりに

この記事を書いている今も、窓の外では穏やかな風が吹いています。
時間に追われず、誰にも気を遣わず、自分の心のままに過ごせる日々が、これほどまでに幸福だったとは、会社員時代には想像もできませんでした。

「定年まで頑張ること」も立派な生き方。
でも、「自分の人生を生きるために、今やめる」もまた、立派な生き方です。

どちらを選ぶかは、あなた次第。
そして、どちらにも後悔しないように、今できる準備をしっかりと重ねていくことが大切です。

あなたの選択が、より良い未来に繋がることを願っています。

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